30系プリウス 大川市T様 ΔSOCは0%なのに。
担当の因幡です。
今回の修理は、大川市のT様の30系プリウス。

福岡市内の業者にも連絡してみたのですが、そちらはひと月待ちとのことで、当店を探し出してくださったそうです。
幸いにも当店の修理予約はまだまだ空きがございますので、早めに交換したいという方はぜひ当店にお越しください!
既に故障コードやフリーズフレームデータを消去されておりましたので、ハイブリッドシステムチェックが出たときの状態は確認することができませんでした。
そこで持ち込まれた時の状態を確認してみると、いつものΔSOCの値は0%で、こちらも異常なし。
ということはコンピュータや配線類の不具合かなと思いつつ他のデータにも目を通すと…
内部抵抗値に多少ばらつきがみられました。

誤差の範囲なのかもしれませんが…
当店でリビルドしているものは、全ての数字がそろうようにしております。
内部抵抗値にずれがあるということは、内部の28個の電池の劣化にずれが生じているという事。
そのずれをコンピューターが拾って、エラーとして検出したのではないかと考えました。
お客様には上記の事を説明し、お客様としても一度エラーが出たものをそのまま使い続ける事には抵抗があるようなので、交換修理とさせていただきました。
早速交換ということで中を見てみると、とにかくホコリがすごい!
そして、トランク内で白いペンキをこぼされたようで、それをうまく傷つけないように削りながら、トリムやネジ類を外していきました。
排気口のレベルはプリウスとしては過去イチレベル。19万6800km走っただけあります。
もちろんブロアやダクトは清掃させていただきました。

無事に修理が完了して、お客様にお渡し。
実は最近ずっとパワー不足を感じていたようなのですが、交換してから乗ってみるとパワーが戻ったことを感じられたようで、満足してお帰りになられました。
そして実際に計測してみた結果がこちら!

右に一歩ずらしたものが、使えるけど基準値以下のもの。
右に二歩ずらした「×」と書いてあるものは、もう再利用もできない程度のもの。
ΔSOCは0%で一見問題ないようでしたが、実際には劣化度がバラバラなことが分かります。
念のため、センサーやコンピュータ、配線類は再利用しないようにしました。
診断機の結果を鵜呑みにせず、少しでも怪しいと感じたら最善を尽くします。
少しでも安心感を感じて頂けたら幸いです!
#ハイブリッドバッテリーリペアセンター

