30プリウス 福岡市Y様 他社リビルド品からの新発見

担当の因幡です。

今回は福岡市からご来店のY様の30プリウスの修理です。

なんでも、2年前に購入した中古車で、ハイブリッドシステムチェックが点灯してしまったので何度かリセットを繰り返していたそう。

いつものパターンかな?と思いつつ診断してみますが、エラーコードを消去されているので、発生当時の数字は分からず。

ならばと思い現在のΔSOCの値を見てみると、0%になっています。

ΔSOCは簡単に言えば電池のばらつきを表しているので、エラー発生当時ではなくても現在のばらつきが分かるはず。

なのにそこが0%,つまりばらついていないという表示。

ということは、コンピュータやセンサー類の故障を疑います。

ということで、結局故障による誤作動で0%になっているので、中のバッテリーモジュールの様子はバラしてみないとわからない状態になっています。

結果、やはり丸ごと交換とさせていただきました。

作業は滞りなく進み、1時間弱で作業完了。

お客様がお帰りになられてから、このバッテリーユニットを分解してみました。

びっしりと計測値が描かれていますが、その中に見慣れない単位が書いてあるのが分かりました。

”7.82V 17.07ccA”

一体何の事だろうと思って調べてみると、補器バッテリーである鉛蓄電池の計測に用いる性能基準値の事でした。

この会社ではハイブリッドバッテリーにその方法を取っているのか、というのが今回の新発見。

ただし、専門家の方に聞いてみると、これは鉛蓄電池に適しているものの、トヨタのハイブリッドバッテリーに使われているニッケル水素電池にはあまり適さないそう。

面白い発見ではありますが、その方法を当店で採用することはなさそうです。

もちろん、当店の方法で計測したら、数値が見事にバラバラでした。

 

さらにバラしていくと、今度は手抜き(?)とも思える光景が。

なんと、バッテリー本体の底部の56本のネジのうち、6本しか止まっていませんでした。

確かに手間を省くという意味では企業努力なのかもしれませんが……あまり気分が良いものではありませんよね。

もちろん、故障の疑いがあるコンピュータやセンサー類は廃棄に回し、使えるバッテリーモジュールだけ再利用させていただきます。

こうした粗悪リビルド品にはぜひご注意を。

もし他社リビルド品でエラーが出た場合は、ぜひ当店で交換しなおしてくださいね。

 

今回の修理費用: ¥94500- (税込・工賃込・モニターキャンペーン10%引き適用)