電池内部異常って何? プリウス・アクアなど

店長の桜井です。
修理のお客様からよく聞かれます。
『電池内部異常』って何ですか?
(専門的にP0A80のエラーコードです。)

ということで、ご説明をいたします。
ディーラーでの修理の場合、細かい部分は教えてくれません。
というよりも、ディーラーの修理工の方は内部の細かい部分を知らないと思います。
ディーラーでの交換はあくまで載せ替えしかありませんので、電池内部に関する専門知識はいりません。
もしかするとハイブリッドバッテリーのユニット内部すら見たことないかもしれません。

「電池の内部ってどうなってるの?」

↑は30プリウスのバッテリーです。
リアシートの後ろ部分にあります。

バッテリーの内部はこんな風になっています。

ちなみに↑のものがモジュールです。
30プリウスでは↑のモジュールが28個並べられています。
この並べられたモジュールが蓄電・放電を行い、各種の動力となっているわけです。

「電池内部異常とは?」
内部異常というと、
先の銀色のモジュール自体が破損しているような気がしますが、
それはすごく稀です。
修理全体の数パーセント程度だと思います。

ほとんどの内部異常は30~50%のバッテリーモジュールが経年劣化したため、
容量が減ったり、電圧が弱くなったりをして交換の時期を迎えた状態です。

具体的には各モジュールの電圧差が約0.5~1.0V出ています。
また電池の内部抵抗も上がっています。
ハイブリッドシステムのエラーが出ると、
コンピュータが強制的にハイブリッドバッテリーを使わせないので、
エンジンのみで走らせるようになり、燃費も悪くなります。

エラーを一時的に消して走らせることもできますが、
それはあくまでも無理矢理な方法なので、
しまいにはインバーターやその他コンピュータ類も破損させる恐れがあるので、
早めの交換修理をオススメします。

当店ではディーラーよりもお安くリビルトハイブリッドバッテリーと載せ替え可能です。
価格も新品の半額程度(10万円~)です。
ぜひお気軽にお問合せください。

電話:0120-407-536
ハイブリッドバッテリーリペアセンター